車にスコープ台をつける! その3 - 使ってみました

 外から見るとこんな感じです。思ったほど怪しくない…かな?

 実際に風景や鳥を見てみると、座席に座ったままスコープを覗くという当初の目的はしっかり達成しています。
 ちょっと問題なのは、台(ハンガー)ごとわずかに揺れるので、しっかり指先で持っている必要があります。少しの揺れでも、倍率の高いスコープでは視界が大きく揺れて、気になってしまいます。これでは、アイドリングしながら遠くの鳥を見続けるのは辛いかも知れません。
 揺れてしまうのは、ハンガーを掛けているレールが細めのアルミ棒なので、しなり・ねじれが出てしまう事が原因です。また、レールの車体への固定の仕方がいいかげんということもあります。
 このレールを太くて丈夫なものに換えて、かつ天井にがっちりと固定すれば、より安定すると思われますが、そうすると、もし頭をぶつけた時に痛いし、固定方法も大掛かりな工事になってしまうので、やめておきます。

 レールの中程にハンガーを掛け変えると、助手席方向も見る事ができる。というのも今回作った台のミソなのですが、実際にやってみると、こっちの方が操作しやすい。運転席側に掛けると、あまりに体に近くて、運転しにくく、またピント合わせなどの際、ハンドルや窓枠が邪魔でやりにくいのですが、助手席側に掛けるとそういうことがありません。
 主に助手席側で使う事になりそうです。

今回作ったお道具について…

全体的には、当初考えていた通りのものができました。春になったら、南古谷でシギを見る時などに活躍してくれるでしょう。

ちょっと気に入ってるところ:
古い雲台が活かせた。こういう物を何となく取っておいても、結局は数年後にゴミとして捨てる事になるのだが、今回は20年前に買った三脚の部品が役に立った。
よろしくないところ:
思ったより金がかかった。アルミ金具の材料が(スチールに比べて)高い。全部で1万円ぐらいかけてしまった。


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