車にスコープ台をつける! その1- 製作開始


 以前から、「車の中からフィールドスコープで鳥を見たいなあ」と思っていました。
 広い田んぼなどでは、車で移動しながら鳥を見るのがベストです。車の中からであれば、寒さ暑さもしのげるし、何より鳥の警戒心が薄れ、驚かせて飛び去らせてしまうことが少なくなります。ただしこの場合双眼鏡で見るしかありません。スコープには三脚がつきものですが、車内、特に運転席で三脚を立てたら運転ができません。
 三脚を改造して運転席で使う方法をいろいろ考えてみたのですが、どうもよろしくない。

 
当初はこんなことを考えていたのですが。雲台を固定するのはまだしも、 運転の邪魔にならず、顔や手をぶつけてケガをする可能性も低いとなると、なかなかいい考えが浮かびません。お金もかけたくないし…。
 そんな時にたまたまネットで見つけたのが下のような写真です。
 カーステレオのスピーカーをつける場合、普通はどこかに「置く」のですが、スペースをムダにしないために天井に設置しています。
 同じように、スコープを車内に置くのではなく、吊るせばいいのではないか、と思い付きました。
 幸い私の車(ステップワゴン)はワンボックスで天井が高いので、多少何か設置しても問題はありません。
 早速製作・取り付けにかかります。

まず車の前部座席の天井に、レールを渡すことにしました。天井のグリップに棒(レール)を乗せて、これにハンガーのようなものを引っ掛け、そのハンガーにスコープを乗せようという考えです。

DIYショップで断面がコの字になったアルミの棒を買って、長さを天井の幅に合わせて切断します。
切断面はカドができるので、ゴムのクッションを被せます。
とりあえずグリップに乗っけてみます。


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