ついでのフィールドノート

2010年6月6日(日)朝 
さいたま市西区 

 

 先々週、築造中だったカワセミの巣、本当は先週に見たかったのですが、風邪と悪天候で断念。今日行ってみると、もうカワセミはいませんでした。
 スズメ大の鳥なので、2週間も経つともう子育て終了なのかも知れません。しばらく見ているとカワセミが1羽現われましたが、反対側の岸で何度かダイビングをして、すぐに飛び去ってしまいました。
 ちなみに先々週掘っていた穴から1mほど離れたところに、もう一つ同じような穴が出来ていました。が、それがカワセミのものかなど、状況はもちろん全く分からずです。


2010年6月6日(日)AM 7:30〜PM 13:30 
花の丘農林公苑 

 池の水面にぽつんと浮いたように石が顔を出しているのですが、そこに1羽のバンが木の枝を集めています。岸から運んだり、水底から拾い上げたりしては、石の上に置き、何やら一所懸命な感じですが、バンというのはもっと草の繁ったところに巣を作るはずなので、このような周りから丸見えのところで巣作りとも思えません。
 それによく見ると、周りに3羽ほどヒナがいて、時々この成鳥に寄って行くのですが、成鳥はこれを追い払ったりしています。

端のほうの水面に石があります。

ヒナは放任のまま、枝を集めては石に置く。

 30分以上にわたってこの枝運びを続けていましたが、やがてやめたので、近くに行ってみました。太さや長さのバラバラな枝が石に乗ったり水面に浮いたりしていて、何のための収集なのか分かりませんでした。

これで巣作りのつもりなら、キジバト以上のアバウトさですが…

 と、ここまで書いてから「バン 巣」で検索してみたのですが、開けた場所に作られたバンの巣の写真が結構あります。必ずしも見つけにくい茂みの中とは限らないようで。するとヒナが小さい内から早くも二度目の繁殖の準備をしているのでしょうか??

 雑木林と畑の間の道を歩いていくと、前を駆け足でキジのメスが横切ったので、足を止めました。私を見て思わず走ったようなのですが、その割には逃げずに道ばたの薮の中で立ち止まっています。すると、後からヒナが1羽、道に出て来ました。こちらは母親の気も知らず、ゆっくりと歩いて去って行きました。

 ほかには、こんな時期なのにキビタキが鳴いていたのと、遠くからツミの声が聞こえました。あとはオオヨシキリ、ヒバリ、カルガモ、シジュウカラ、ハシブトぐらい。
 鳥よりも、以前からこのHPを見てメールを頂いていたWさんとついに雑木林の中で遭遇した記念すべき?日となりました。

2010年6月6日(日)PM 15:30〜PM 18:30 
さいたま市大宮区
 前日ツミの声を聞いた場所で、姿と巣を探してみました。が、見上げて歩けど座って待てども、ツミの気配無し。周囲はオナガがとどまって騒ぐ一方で、カラスは近寄って来ない、ツミの巣の周りにありがちな状況なのですが…。

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