ついでのフィールドノート

2010年5月23日(日)AM 6:30〜10:00 
さいたま市西区 

 

 某所の水辺を歩いていると、カワセミのつがいがいるのに気づきました。水に面して、岸辺が土の露出した垂直の崖状になっているのですが、そこに巣を作ろうとしているようです。
  崖と言っても水面からの高さは30センチほどしかなく、巣穴?への外敵の侵入が容易に思えます。また、キツツキのように崖にとまってザクザク掘るのではなく、止まり木から飛び立って、崖の前で一瞬停空飛翔してはサッとひと突きしてまた止まり木に戻る、ということを2羽で交互に繰り返しており、巣を作ろうとしているにしてはひどく悠長に見えましたので、「本気で巣作りをしているのではなく、求愛ディスプレイのようなものだろうか?」とも思えました。
 しかししばらく見ていると、2羽でひと突きを繰り返しているうちにだんだん穴が深くなってきているようで、穴のふちに足をかけて一瞬とまったり、更にはしばらく入り口にとまって中を何度か突ついたりするようになり、やはり巣を作るつもりのように思えました。
 この間、ずっと見ていると、交互に飛び立つはずが同時に飛び立ってしまい、空中でぶつかりそうになったことが数回。また、他のカワセミ1羽が飛来して、それをつがいの一羽が追って林の向こうへ飛んで行ったりしました。
 あの調子では巣穴が完成するまでにだいぶ時間がかかりそうでしたが、どうなるやら。来週が少し楽しみになりました。
 



 

 

 


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