ついでのフィールドノート

2008年7月26日(土)PM
大宮公園

 くちばしの曲がったハシブトガラスを久し振りに観察。1年前に見た時は飛べなくなっていて、その後見かけなかったので、もう死んでしまっただろうと思っていたものですから、少し驚きました。しかも、去年は全く飛ばないだけでなく、歩く時は常に左足を後ろにして跳ねていて、左足を傷めているようだったのですが、今日は5メートルほどの距離を低く飛んだり、普通に交互に足を出して歩いたりしており、むしろ元気そうです。羽毛も左の翼を除けばツヤがあって健康そう。
 くちばしが曲がっていて餌をとるのが難儀な上に、鳥の最大の特長である飛ぶ能力を失って、まだ長く生き残っているというところに、今の都会の環境の中でハシブトがいかに優位にあるかが感じられるように思います。

 カラスに餌をやっている人がいたので、15羽ほどのカラスが集まっていましたが、他にも3羽ほど翼を傷めたカラスがおり、全く飛べないか飛ぶのに不自由をしているようでした。また、うち1羽はハシボソでした。

 帰り道、氷川参道でアオバズクを観察。ヒナなどは姿が見えず、1羽だけでしたが。

 

 

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