ついでのフィールドノート

2006年3月9日(木)16:00
六本木ヒルズ

 高層階の西側窓から外を見ていると、いつものハシブトガラスとは違う鳥が。ビル風にあおられてヒラヒラ飛んでいましたが、尾のタカ斑も透けて見え、オオタカであることが分かりました。風を受けて目の前で急上昇したり旋回したりした後、視界の外に去りました。シルエットですが白くはなく、またハシブトよりやや小さかったので、オスの若鳥ではないかと思います。
 ここでは昨年10月にもオオタカを見ましたが、同じ個体である確率は低いでしょう。私がたまたまいた時に二度もオオタカが現われ、すぐ近くまで寄ってきたということは、ビル風などの関係で、オオタカを引き寄せる何かがあるのかも知れません。時刻も前回と近いです。前回は15:15ですが、この日の日没が17:07、今回は出現が16:00で日没が17:43です。季節が違うので風向きなどは違うかも知れませんが。
  眼下には青山墓地、新宿御苑、明治神宮などが見えます。今回のは、こうした都内の大きな公園か東京湾沿いで越冬した個体かも…などいろいろと想像できます。

 

 

 

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