シジュウカラの巣のページ


… 2009年4月上旬 …

 寒い間はベランダで何かするのは億劫だったのですが、暖かくなったので作業を再開。

 入り口を前向きに開け直した。
上向きの入り口」はこの巣箱で試したいオリジナルの部分だったのですが、いかんせん外を通る鳥へのアピールが小さ過ぎるような気がして(入り口が見えにくい)、方針変更。


しかし、「水平方向に奥行きが無く縦に深いと、シジュウカラは入るがスズメは入らない」という仮説は確かめてみたいので、入り口を入ってすぐのところに奥行きを無くすための板を付けた。入り口も3センチ四方にしてスズメの入れる大きさにした。

また、上に付いている枝状のものは針金。カラス除けのつもり。
 位置も物干竿からぶら下がったような状態から、壁際に移動。
 物干竿がエアコンの室外機の棚にかかっているので室外機の振動が伝わるのと、宙に浮いたような状態だと360°警戒しなければならず、壁に近い方が安心感があるのではと考えたため。
マンションの外壁に釘やボルトは打てないので、ぐらつかないよう固定するのに苦労した。例によってクルマいじりの余り部品を活用。
隣のこれはツバメの巣台のつもり。天井近くに小さな板で台を作った。
天井から手すりにかけて針金を張った。カラス除けとへチマの栽培用のネットを兼ねている。手すり近くが手薄(カラスがとまれる)のでもう少し本数を増やすつもり。
増設した物干竿は本来の目的用として大変便利なので外したくない。しかしカラスの足場としても最適なので、ここにも針金で作ったカラス除けを付けた。
 準備がだいぶ整ったのですが、肝心の鳥はまだ来ない…。
ニセビオトープも、暖かくなったら急に草が伸びて来た。特に水中の藻の勢いが凄まじく、このままでは藻のせいで全部陸地になってしまいそうだ。オタマジャクシでも入れたら食ってくれるだろうか?

 4月10日、東京都港区の有栖川記念公園にて、シジュウカラ(のたぶんオス)が、もう1羽(たぶんメス)を大木の根元に出来た深い裂け目に誘い込むのを目撃。入り口のところにとまって小さな声で「ツツツツ…」と鳴いて、メスを呼び、自分が先に入って行きました。後からすぐにメスも入り、そのまま出て来ませんでした。(ただしその後、その穴で巣作りが始まった様子は無し。)
  巣穴の物色は既に始まっているようですが、ウチのはどうなるか??

有栖川公園で巣穴候補になっていた木の割れ目。根元と言っても急斜面に生えているので人の歩く地面からは3mぐらいの高さがある。しかし入れ替わり立ちかわりで多数の人が歩く目の前だし、ネコにも狙われそうな位置ではある。

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