ついでのフィールドノート
2025年10月10日(金) AM6:20〜8:00 
埼玉県南部

 到着して見上げたら、一番高い建造物にハヤブサ2羽がとまっていました。
6:27 2羽が飛び立ち、高いところでじゃれるように絡まって飛ぶ。曇り空なのできれいに撮れませんが、雌雄の区別は何とかつきます。あまり体格差が無く、撮った写真では同じくらいに見えます。かえってファインダー越しに見ている時の方が微妙な大小が分かるように思います。
ハヤブサ
上がおそらく雄。翼の白点もかろうじて写っている。
 撮れた写真を見ると、雌(?)の方は羽根がおおむね生え揃っていて、先週の翼も尾もデコボコな様子とは異なっています。たった1週間でこんなにきれいになるか疑問で、別個体の可能性があると思われます。落ち着いて2羽でとまっていたり絡まるように飛んでいたりするので、一見「いつものペア」のように見えますが、実は秋口にはいろいろな雌があらわれているのではないか、と思えてきました。なお、雄の方は先週の個体と考えて全く矛盾が無いと思われます(初列風切の1枚目が、少し伸びた)。
ハヤブサ ハヤブサ
よく分からないので特徴の分かる写真を持っておこう。左が雌(?)で初列風切1枚目がわずかに短い。尾の左側5枚目か6枚目が1枚欠けているようだ。右が雄で初列風切1枚目が2/3ぐらいまで伸びてきている。
またこの日は雌らしい方は6:29に元の建造物にとまるのを見たのが最後で、以降は雄を見ていたらしい。


 1羽の姿を見失い、残った1羽が建造物で休んだりちょっと飛んだりを何度か繰り返しました。…と、6:46、低いところを猛禽ともハトともつかない鳥が飛んで来ました。とりあえず撮ってみると、意外にもカッコウの仲間でした。こんな人工的な、開けたところに現われるとは。しかも高度を下げてちょうどドバトのようにビルの間の幹線道路のあたりへ降りていき、見えなくなりました。写真を見ると、下面の黒帯が太く、ツツドリと思われます。
ツツドリ
 あらためて明るいところでツツドリらしいのを見られたので、先月まで大宮第三公園にいたのはやはりカッコウであろうと思えました。
カッコウ
カッコウ
この2枚は9/25に大宮第三公園で撮ったカッコウらしい鳥。
図鑑の記載通り、下面の黒帯の太さだけでなく、下尾筒の黒帯有無が異なっています。

7:32 一番高い建造物から、ハヤブサが北東方向に急降下。ハトか何かを追いましたが失敗、北東側にあるやや低い塔にとまりました。
7:38 ハヤブサが塔を離れて南へ飛び去る。ダメ元で望遠で追っていたら、途中でUターンして戻ってきて僕の頭上へ、さらに左折して一番高い建造物に戻りました。この間おおよそ2分と10秒。撮れた写真を見ると、やはり右翼に白点のある雄の方でした。
ハヤブサ
 
ハヤブサ

 そのあと見失って現われなくなったので、8:00で撤収。
2025/10/10
HOMEへ