聖学院前

カワセミが確実に、間近に見られる

 大宮から高崎線で1コ目の宮原駅で降りて、西へ歩いて行くと、大宮バイパスを越えてすぐのところに「聖学院」という大学があります。その前に鴨川という小さな川が流れていますが、ここでは水辺の身近な鳥を見ることができます。
 大学の正門前に、人とバイクしか通れない小さな橋がかかっており、目の前の砂州に水鳥が休んでいます。待っていれば、小鳥も入れ替わり立ち替わり現れます。特に冬場なら、カワセミがほぼ確実に現れて、時々は橋のすぐ下の木の枝に止まったりします。


(1)のあたりに大きめの砂州が…いつもはあります(笑)。
(2)のあたりを見ていると、緑色の背中を光らせてカワセミが飛んでいるのが目に入ります。
こちらから近寄らなくても、待っていれば(3)あたりまですこしずつ近寄って来ます。
やがて足元の橋の下をくぐって、下流の方へ去って行きます。
カワセミは1日に何度もここを往復しているようなので、のんびり待ちましょう。


 他に冬に見られるのは、コガモオナガガモなどのカモ類、ダイサギコサギゴイサギイソシギタシギイカルチドリバンカイツブリなど。小鳥は、セキレイ3種、ジョウビタキアオジといったところです。チョウゲンボウカワウもよく現れます。
 夏だとバンやカイツブリの小さなヒナが見られるはずです。
 
 この鴨川は川沿いにずっと歩いて行くことができ、地盤が悪いのか水が溢れるのか、川岸は人家などがあまりありません。草地や湿地、畑がずっと続いています。人が少ないので鳥は多く、ツリスガラらしい姿を見たこともあります。 ジョギングか犬の散歩のついでにどうぞ。

 ちなみに、鴨川は市内をずっと南下して、秋ケ瀬のさくら草公園と彩湖の間を通って、荒川に流れこんでいます。

※駐車スペースはありません。また上記の橋は学生さんの通学路なので、大きな三脚は邪魔になります。
※風景はちょっと殺風景なので、写真には向かないと思います。

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