ダンゴムシ(グソクムシ)

グソクムシ
茨城県大洗にて。

 

 ダンゴムシというのは、昆虫ではないというのは見れば分かりますが、ムカデかクモなどと同じ仲間だと思っていました。が、実はカニやエビと同じ甲殻類なのだそうです。見た目はだいぶ違うが足が14本というのは共通、ダンゴムシの仲間はむしろ海に多い、フィリピンの海には体長30センチのものが住んでいる…
 …というようなことを夏に子供向けの本で読んでビックリしていたところで、海に遊びに行って捕まえたのが上の生き物です。これはまさしく海に住むダンゴムシ!
 事前に本を読んでいなければ、おそらく「フナムシの丸っこいヤツ」で済ませていたでしょう。ネットで調べると、「甲殻類のうち、ダンゴムシやワラジムシの仲間=等脚類」で、「等脚類のうち海に住むもの=通称グソクムシ(具足虫)」であるようです。ヨーロッパの「大王具足虫」は35〜40センチあり、写真を見るとこれはダンゴムシというより伊勢海老の太ったやつ、あるいはエイリアンの子供ですね。
 身近な生き物は調べるとやはり面白いです。

 

グソクムシ 指で突いても丸くはならない。また、水中を猛スピードで泳ぎます。
グソクムシ
水の抵抗を減らすためか、体節の段差が小さく、また体が軟らかくて陸のダンゴムシほど丈夫そうでは無い。
グソクムシ
確かに足は片側7本で計14本。やや扁平な形をしていて、オールのように水をかくようです。

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