ヘビ  (ヒバカリの黒色個体)

ヒバカリ黒色個体
さいたま市内にて。2003年7月

 

 ときどき子供と遊びに行く雑木林で、小さなヘビを見かけることがあり、青黒いのでアオダイショウの子供かな、ぐらいに思っていました。図鑑で調べてみるとタカチホヘビというヘビの子供のようだったので、このページにもそう書いたのですが、どうも違うような気がして更にいろいろ調べたところ、ヒバカリというヘビらしいです。
 図鑑等にはたいてい「体は成体・幼体とも褐色」とあり、実際そうした体色の写真が出ている(なので最初から候補から外してしまった)のですが、よく見ると大きな目を特徴とする顔つきは、どう見てもヒバカリでした。(タカチホヘビは首が太くて目がとても小さい)
 「図鑑に書いてあることは最大公約数的なことである」「種を判別する時は、体色の細かいところより、全体から受ける印象の方が頼りになる」という、鳥の場合と同じことが言えるようです。


 

ヒバカリ  
ヒバカリ顔
とても小さく、動きもおっとりしている。
(2003年7月。上・右の2点の写真とは別の日で大きさも違ったようなので、おそらく別の個体)
 
この首筋の模様もヒバカリの特徴。一般的な褐色の体色の場合、この模様部分は黄色っぽいようです。上と同じ個体。

ヒバカリ
 
2005年の梅雨にも遭遇。2003年以前に見たものよりずっと小さい。色もわずかに茶色っぽい。
 
2006年はやたらに何度も見かけた。しかも全部茶色い個体。この個体は、首のあたりの皮膚が傷んで?いた。

   
2007年6月、初めて「成体」と思える大きな個体に会う。50センチぐらい。色ははっきりと茶色。
   

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