ついでのフィールドノート

2017年6月25日(日)   15:00〜18:00
さいたま市西区


 

15:00 朝は雨との予報だったので、夕方に行ってみました。雨はあがっていますが、薄暗い。チョウゲンボウの巣には雛が2羽、ビル屋上のカドにはメス親らしいのがとまって、なにやら激しく鳴いています。昨年のように、雛1羽が落ちて地面に座っているんだろうか、と思いました。この個体は、ちょっと姿が見えなくなったりと、飛び回っている様子。
15:11 戻って来たチョウゲンボウが建物屋上にとまりました。このときはメス親と思ったのですが、あとで写真を見ると幼鳥らしい。現地でお話しした方によると、3羽中2羽まではいったんは巣を出て飛んだりしているそうで、出たり入ったりしているようです。この日飛んだ雛は飛ぶのも上手く、肉眼&カメラの液晶では、母親との区別が大変難しくなっていました。
15:15 チョウゲンボウ2羽が激しくチェイスしながら巣にやって来て、2羽とも巣に入り、すぐに出て来ました。ビデオを見ると、雛3羽のいる巣に、母親メスに追われながら父親オスが獲物(ネズミ)を持ち込み、その獲物を母親メスが奪って外に出た、ようです。 先週もメス親のこのような様子(オスが直接獲物を与えるのを嫌うような)を見ましたが、自分で解体してから与えたいのでしょうか。(下の写真は、獲物を持って巣を出る母親と、父親の背中)
 15:23 メス親が民家の屋根でネズミを解体し始めました。先ほど巣から持ち出した獲物でしょうか。
 巣の3羽の雛からよく見える位置ということもあり、雛は催促するようにさかんに鳴いていましたが、突然、母親メスのところにチョウゲンボウが突っ込んで来ました。巣にいた雛のうち1羽が、出て来たようです。母親は獲物を雛に譲ったようですが、なぜか雛もこれを自分であまり食べず、獲物は屋根に放置されたか隠されたようでした。
 このあとはずっと、巣に雛が2羽、オスの姿は見えず、メス親と雛1羽が巣の周りをうろうろしている(ただしこの2羽は肉眼では区別がつかない)という状況が続きました。

17:05 雛1羽が巣に戻り、3羽が揃う。
17:17 父親・母親(おそらく)が、ほんの短時間、2羽で帆翔。
17:32 巣の雛3羽が重なり合って何かやっている。1羽の片足が巣の外にはみ出ています。なんとなく、平和というかのどかな雰囲気。
17:52 再度親が2羽で現れ、獲物を持った父親が巣に入り、獲物を置いて出ました。今度も母親がすぐに持ち出すと思ったのですが、今回は、なぜか母親は巣に入らず。
 獲物は、おそらく小鳥。雛の方はあまりがっつかず、ゆっくりつついているようです。
18:00 撤収。
 

 

 

 


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