ついでのフィールドノート

2017年4月16日(日) 16:10〜18:30
さいたま市西区


 

 昼過ぎまで浦和に用事があり、大宮からバスで直行しました。よく晴れて暑い日だったので、西日が強烈で辛い。
16:10 着いてみると、今日はチョウゲンボウメスがビル壁面に。すぐに巣に入り、ごそごそしている。
16:21 オスが戻って来て、巣に。よく見えなかったけれど、獲物を持ち帰ったにしてはメスがおとなしい。すぐに巣を離れてビルへ、そして飛び去りました。
16:47 再度オスが戻って来た。今度は大きなカナヘビをくわえています。が、なぜかメスが受け取らず、オスはビル壁面へ。そのまま自分で食べてしまいました。

17:27 再度オスが戻って来た、また何か獲物を持っています。しかしメスはまたも受け取らず。よほど満腹なのか?オスは今度もビル壁面に行って、獲物を食べ始めました。獲物はネズミのようですが、ドブorクマにしては全く褐色味の無い灰色で、ハツカネズミか? 

 オスはそのまま落ち着いて、頭を掻いたり片足で立ったりと、すっかり満腹モードに。
17:59 交尾。
18:03 メスがビル屋上に移動し、それをオスが追うような形で、交尾。
18:05 メスが屋上から巣に戻るとき、何か持っていた。巣で、何か食べ始めました。全然見えませんが、少しだけ毛のようなものとスズメのような黄色い脚が見えた。小鳥のようです。10分ほども食べ続け、やっと完食したようです。屋上から戻るときに獲物を持っていたということは、貯食していたのでしょうか。
18:28 オスが南へ飛び去る。
その後、巣に入りっぱなしだったメスに動きが無くなり、観察終了としました。
 ところで今回撮った写真を見ていて、とんでもない見落としに気づきました。オスの尾の一部に、成鳥の青い羽根が少しだけ写っています。なんとなく、オスにしては細かい横斑が良く見える尾羽だなと思っていたのですが、つまり尾羽のほとんどは幼鳥のそれだったのです。
 あわてて去年の映像を再確認したら、去年は(記憶の通り)きれいな成鳥の尾でした。
 2016/5/21
 右の初列風切の欠損が無いので、今年のオスは去年と違う個体の可能性もある。などと思っていたのですが、かも知れないどころでは無く、明らかに別の若者でした。
 今年の写真を並べてみると、左の外側から2枚目と4枚目だけが成鳥羽で、4番目は今まさに伸びてきているところのようです。
 2017/4/2
 2017/4/9
 2017/4/16
 このような明らかな色彩の違いに気づかないとは…
 

 

 

 


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