ついでのフィールドノート

2016年3月13日(日) 13:00〜16:30
桶川耕地


 今日も曇り空、風は無いが暖かくはない。寒い日が続いているのですが、荒川に出てみると堤防ののり面が菜の花の黄色に染まりつつあり、季節が進んでいることを思い出しました。

 鳥の気配はあまり無く、ノスリに時々動きがあるほかは、猛禽も出ない。

 と、北側の高木にオオタカのメスらしいのがとまりました。すかさず、大きく引いた、周りが広く写った写真を撮りました。なぜかと言うと、1月にオオタカだと思って撮った猛禽がかなりスマートで、ハイタカではと思ったのですが、大きさが分からないので断定できなかったのです。今回撮った写真でほぼ同じ距離の場所にとまったオオタカと比較でき、体格に大きな差があることから、ハイタカと判明しました。 

 
慎重に二つの写真の倍率を合わせてみた。
左が3/13観察のオオタカ(たぶん♀)。右は1/3観察のハイタカ。

あまりの大きさの違いにむしろ驚きますが、オオタカ♀56cm、ハイタカ♂32cmだと納得か。

 最近堤防で山菜?穫りの方をよく見るのですが、今日はそうした方の一人と話をし、「カラシナ」を穫っている事や「菜っ葉はどれも食べれるよ」といった話を聞きました。その中で、「さっき堤防の端の方に行ったら、2回ほど、小さくて茶色の縞模様の鳥が足元から飛んだよ。キジにしては地味だった」とのこと。ヒバリかコジュケイと思ったのですが、気になったので行ってみると、確かに、薄い褐色の小さな鳥が、タシギのように足元の草原から突然飛んで、キジ類の下手な飛び方で近くの畑に降りて、そのまま見えなくなりました。コジュケイやヤマシギとは色も大きさも違い、おそらくウズラと思われます。
 山菜の穫りの方、鳥は素人のようでしたが、あれを一発でキジの親類と見破るとは。山菜は30年前から楽しんでいるとのことなので、河川敷の鳥が自然に分かるようになったのでしょうか。


 そのあと、帰りのサイクリングコースでカラスを追い払うオオタカに遭遇。近くに大きな巣が2つあったので、どちらかを今年の繁殖に使おうと考えているのかもしれません。

 他は、ハシブト・ハシボソ、エナガ、オナガ、ツグミ、モズなど。それに河川敷で、ウグイスのさえずりを聞きました。自分としては今年初です。

 
 
 
 

 

 

 

 

 

 


HOMEへ