ついでのフィールドノート

2015年9月23日(水) 
茨城県常総市


 常総市にて災害ボランティアに参加。

 集合場所に指定されたつくばエクスプレスの駅にて受付を済ませ、バスで現地入り。TVでは堤防の決壊した地域の壊滅的な風景を見ており、交通もマヒ状態と思っていたのですが、2週間経ったこの日は、決壊地点から少し離れているせいもありますが、どこの道路にも泥はなく、一般のクルマが普通に走り回っていました。建物が倒れているとかクルマがグシャグシャになっているとかも無く、外から来た人間が一見しただけでは大災害があったことは想像しにくい風景でした。

 しかしよく見ると、建物や生垣に一様に2mぐらいの高さで白い水平な線が入っており、一帯が一度完全に水没したことが分かります。建物の1階にあったものやクルマ、農業用機械などは全て廃棄せざるを得ないだろうと思われました。

 仕事はそうしたお宅の1件で、床板剥ぎと床下の断熱材や泥水の排除。暑くないので肉体的にはきつくなかったのですが、素人の床板剥ぎははかどらず(再利用するのでブチ割ったりできない)、畳2畳分くらいで時間切れになってしまいました。

 鳥は、鬼怒川べりで待機中に今年初めてモズの高鳴きをきいたほか、夕方にはコジュケイの声を聞いたのが少し意外でした。樹上にでも逃れていたのでしょうか。

 

 

守谷駅の集合風景。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 


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