ついでのフィールドノート

2012年3月20日(祝)PM15:00〜17:30
桶川耕地 

 

 よく晴れて風も無く、午後3時でも厚着をしていると暑いくらい。
 着いてすぐ、トビ1羽がカラスに追われているのを見る。この場所でトビは珍しい。
 しばらくすると今度はかなり遠くでトビ2羽が帆翔。ヒマなので眺めていると、少し近寄って来てケヤキか何かの大木にとまりました。足元の枝の股に小枝が積まれたようになっている。巣を造っているのでした。前回(11日)には全くトビを見なかったので、この10日ほどの間に巣作りを始めたようです。更に眺めていると、周囲をさかんに飛び回ったり、地面に降りて枝を持って帰ったり、畑に積まれた小枝の山?の上で交尾したり。海辺などだとウジャウジャいて有り難みの無いトビですが、草原っぽい風景をバックに見ると、チュウヒのような茶系の色彩と大きな体がなかなかかっこいい。
 トビが我が物顔のせいか、他の猛禽が全く出て来ない…と思っていると、低木の梢にコチョウゲンボウがとまりました。意外にも、背中が青っぽい灰色のオス。オスを見るのは初めてです。しばらく周りを見ていたかと思うと凄いスピードで低く飛び、ツグミの群れに突っ込んだかと思うと、また別の高木の梢にとまる…といったようなことを何度か見せてくれました。チョウゲンボウは尾が長くてかなり細長く見えますが、こちらは翼が長く幅広で、とにかく速い。

 その後、くだんのトビの夫婦がタカらしい鳥を追い回しているのを見ましたが、追われているのはこのコチョウゲンボウだったようです。あまり強いとか速いとかのイメージの無いトビですが、体が大きいだけにそれなりに強い立場なのかも。

 他には、トビから離れて?ひっそりとまっていたノスリ、地面を歩くキジ♂、アオサギ、トビと同じ木にとまるムクドリの群れ、もちろんヒバリ、ガビチョウ。初鳴きを聞かせたウグイス。

 

 

 

 

 

 

 

 


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