ついでのフィールドノート

2012年2月19日(日)PM15:00〜17:30
桶川耕地 

 

 良く晴れて気温が上がった日。夕方になりちょっと寒くなって来たかなと思っていると、ふわりとチュウヒ類が現われ、盛り土の上にとまりました。距離150mくらい。チュウヒ類が降りたところをしっかり見るのは初めてです。
 一見していわゆるハイイロチュウヒ♀の羽色で、茶色っぽい。特徴的なのは顔つきで、顔の周囲に縁取りのようなものがあり、目が黒、目から嘴にかけても黒、両目の間が太く見え、ライオンの鼻のよう。図鑑でハイイロチュウヒ♀について「顔は顔盤状」と書いてあるものがありますが、むしろ(正面から見ると特に)映画に出て来るメンフクロウにそっくりです。タカ類の立派な体にメンフクロウの小さな顔がついているような、妙な感じでした。

顔に気を取られ過ぎて、胸や脇腹の色彩が記憶に無い。

 若干変わった顔でしたが、ちょっと飛び上がったりすると翼は長く、黄色い脚がしっかりして、かっこいいチュウヒ類のプロポーション。

 

風切羽根以外は全体に淡色だった、ような気がする。

 数分間とどまった後、飛び立つと畑やアシ原を低く飛び回り、やがて遠くに見えなくなりました。
 「顔盤」を見たのと、腰の白さが際立っていたので、ハイイロチュウヒだろうと思っていたのですが、帰って図鑑を見るとどうも違うような。
 ・翼のタカ斑、脇腹の縦斑を見た覚えが無い。顔、腹側が淡色だった印象がある。
 ・華奢、小さいという印象が無い。首が長かった。
おそらくチュウヒだと思います。
→翌週2/26、今度は明らかにチュウヒと分かる個体を見たのですが、大きさ・飛ぶスピードが違うと感じました。この日のはやはりハイイロチュウヒだったかも。
 飛び去った後に、とまっていた盛り土(高さ150cmくらい)に行ってみたところ、大きめの白いフンがたくさん散らばっていました。が、何となくタカ類のものに見えない(オオタカのもののような、液状でない)。チュウヒが毎日とまっているのではないかも知れませんが、何かの生き物が見張り台にしているのは確かなようでした。

 他には、オオタカ若鳥、ノスリ、タゲリ、モズ、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、カシラダカ、シジュウカラ、エナガ、ガビチョウ、キジバト、マガモなど。

 

 

 

 

 


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