ついでのフィールドノート

2010年12月12日(日)13:30〜15:00ごろ
伊佐沼(川越市) 

 

 子供のイベントで川越市東部へ。午後に時間が空いたので、すぐ近くの伊佐沼に行ってみました。江戸時代以前からある大きな池で、昔は行楽地として有名、戦後は埼玉県内の探鳥地としてもそれなりに知られていたらしいのですが、今はちょっと殺風景で、大きさの割には鳥も少ない…というのが私のイメージ。なのでここ何年も訪れていません。
 行ってみると、驚いたことに水がほとんど無く、全面が重機で掘り返された状態。立っている看板を見ると、「水辺の環境を回復させるため、浚渫と、その土を使って水辺にヨシ原づくりを行ない…」とのことで、工事の真っ最中でした。

 
見たことも無いぶっといキャタピラを
履いたショベルカーが休憩中。

 水辺には一見するとアオサギダイサギしかいないように見えましたが、よく見るとコガモ、ハシボソガラス、イソシギ、ハクセキレイ、コサギ、カワウ、なんかがいる。対岸の人家の屋根にチョウゲンボウ、何かを足で押さえて食事中。岸にはコガモに混じって少しだけ大きな、胸がレンガ色のカモがじっと寝ている。オカヨシガモ? 遠くの水面にハシビロガモ、さらにミコアイサが5羽ほど。周囲の街路樹にモズ。シギの5羽ほどの群れが飛び回り出したので見ると、見慣れない、グレーの背と黒のくちばし、白い腹の小さなシギ。帰ってから調べると、ハマシギでした。「ハマ」なので海のものかと思っていたのですが、内陸にもいるのですね。
 天気もよく、時間つぶしに寄ってみただけにしては、楽しい鳥見になりました。

 

 
 


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