ついでのフィールドノート

2010年10月11日(祝)15:30〜16:30ごろ
さいたま市某所 

 

 よく晴れて暑い日。自宅(大宮区)ではツクツクボウシが鳴くのを聞きました。
 午後遅くなってから、市内の雑木林へ。ここは夕方に来ると薄暗くて鳥もよく見えない。というのは分かっていたのですが、だいぶご無沙汰だったので来てみました。
 林の中の見慣れた大木の根元に丸い小さなものが3つ4つ見えたので、「キノコかな?」と近づいたのですが…樹洞から顔を出したスズメバチでした。うかつにも1メートルほどの距離に近寄ってしまいました。しかも地面近くの樹洞に巣を作っているということは、オオスズメバチに間違いない。

縦長の樹洞というか幹の裂け目から、
2つ頭がのぞいています。

  今年は各地でキイロスズメバチなどに刺されたニュースが多く、この林では(よくオオスズメバチ・コガタスズメバチを見かけるので)巣に近づかないよう気をつけなければ、と思っていたのですが、現実になってしまいました。少し離れて様子を窺ったのですが、5メートルほどに近寄ると、すうっと1匹、こちらへ寄って来るのがいます。威嚇というより偵察といった感じでしたが、今年スズメバチに刺されると新聞に載りかねないこともあり、写真などは諦めて、逃げて来ました。
このあと1週間後に行ってみたところ、スズメバチの姿はなく、樹洞の入り口には樹液が垂れているのを見つけました。樹液に群がったスズメバチを巣と勘違いしたようです。しかし、通常樹液に集まっていても、周囲を警戒するように頭をこちらに向けてとまっているとか、数メートルの距離まで近づいた程度で威嚇しに来たりいないのに…)
 この日は他に、コクワガタ♂がいた他、ここでもツクツクボウシが鳴いていました。
 鳥の方は、モズ、カケス、ヤマガラ、メジロ。

 さらにこのあと広いところで夕日を見たくなり、桶川耕地まで行ったのですが、春に草原だった場所はセイタカアワダチソウなど2メートル超の草が繁茂しており、周りがろくに見えず…。

 

 

 
 


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