ついでのフィールドノート

2010年3月28日(日)PM16:30ごろ
さいたま市大宮区 

 

 大宮駅近くの商業施設のイベントにさかなクンが来たので、長女とその友達と3人で見に行く。
 その後、自宅の目の前の小さな公園で遊んでいたのですが、頭上のシジュウカラに怪しい動きが。公園の隣に3階建ての事務所兼住居といった小さなビルがあるのですが、その3階の、外階段部分に開いた開口部から建物の中へ、シジュウカラが何度も出入りしています。どうも外階段か廊下のあたりに巣を作っているようです。
 このビルの屋上辺りでは、昨年夏にシジュウカラの親子連れがにぎやかだったので、近くに巣があるだろうと思っていたのですが、周りをざっと見てもそれらしい穴が見つかりませんでした。ビルの外周ではなく内側だったのですな。

 しかしさかなクンの話、面白かったです。ある生き物が好きな人は、その生き物が他の生き物や人間に食べられたりするのが許せなくなってしまいがちですが、魚が大好きなさかなクンは、漁業や漁食を積極的に肯定しつつ、一所懸命に生きている魚の話を通じて「大事な命をもらうのだから感謝しようね」と。何度も「大事な命」という言葉が出て来るのが印象的でした。
 ひるがえって鳥ですが、ご存知の通り、野鳥を捕ることも食べることも日本の法律では基本的に禁止されています。野鳥好きの間ではこれは「よいこと」であって、近現代になってから社会が進歩したからそのようになった、と説明されることが多いようですが。果たしてこういう考え方がよいのかどうか。野鳥を殺すのが非人間的で、家畜・家禽を命をもらっていると意識しないで食べているのが人間的なのか。
 見た目のかわいい野生動物を殺して食べる=残酷、野蛮、といった感覚を持っているとすれば、ザ・コーブのような映画を作ってしまう人達と同じかも知れません。
 

 

 

 

 

 


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