ついでのフィールドノート

2009年2月19日(木)PM
大宮公園

 私用があって会社を休んだのですが、午後は暇になったので久しぶりに行ってみました。
 参道にて、夏はアオバズクが巣を作るケヤキを見上げていると(夏は葉が繁るので巣穴がよく見えない)、樹上にこのあたりでは見慣れない鳥が。アトリでした。8羽だけの小さな群れです。時々地上に降りて来ては植え込みで餌を取り、人が近づくと樹上へ、という行動を繰り返していました。

図書館の駐車上の植え込みに降りて来ていたが、植え込みの壁に「かんぽの融資事業」のプレートがあるのに気づいた。関係ないけど。

 公園内では、冬の名物?のビンズイ、それにコゲラ、ツグミ、ムクドリ、シメ、ヒヨドリ、キジバトドバト、スズメなどいつものみなさん。池にはオナガガモ、キンクロハジロ、ホシハジロのやはりいつもの面々。おじさんがハトとカモに餌をやりはじめると、ここにずっと住んでいるくちばしの曲がったハシブトガラスが姿を見せました。

低くですが数十メートル飛ぶのも目撃。元気そうです。
 夕方、少し寒くなって来てから、樹上に少し雰囲気の違うカラスの群れが現われました。双眼鏡で見ると、ミヤマガラスでした。以前ある方に「冬の大宮公園のカラスの群れにはミヤマガラスが混じっている」と教えて頂いたのですが、あの大群のなかに数羽程度混じっているものと思い、まず見つけられないだろうと思っていました。しかし樹上に陣取ったのは、ミヤマガラスばかりの100羽ほどの群れでした。言われなければハシボソガラスと思って見過ごしてしまいそうですが、尖った灰色のくちばし、少しだけ小さい体、少しだけ長い翼など、ビミョ−に違っています。
ガー、とハシボソより濁った声でよく鳴くほか、クワッと短い声もよく出す。

尾を広げる動作を盛んにしていた。あと、
尾羽根の枚数が多いのか、尾が太く見える。

 ボート池では、カワセミのつがいを見ました。いかにもカワセミが好きそうな池なのに、今までは氷川神社の池を含めてカワセミを見なかったので、この日が初めてです。
 しかも、(過疎サイトなので書いてしまいますが)どうも巣穴があるように思えました。反対側の岸から巣(と思われる)穴が丸見えなので、もしかすると今年の夏はアオバズクよりカワセミがギャラリーを集めるかも知れません。

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