ついでのフィールドノート

2008年6月22日(日)PM15:00〜16:00
横浜市緑区

 雨の中、またも実家のそばのツミの巣を見に行く。高いガソリンがどんどん無くなるが、数メートルの距離で(しかも巣の様子が分かる高さで)タカの子育てを見る機会は今後無いかも知れないので、いいのだ。
 傘を差して巣に近づくと、親鳥が巣のそばにとまっている…と思ったら、白い産毛が胸の辺りに残っているヒナでした。たった1週間でこんなに大きくなるとは。孵化から巣立ちまで3週間とのことなので、成長が早いことは分かっていたつもりでしたが、実際に見るとびっくりします。
 ヒナ2羽のうち1羽が巣のすぐ上の横枝にとまり、もう1羽は巣の中にいて、雨の中じっと立っています。
 枝の1羽は、見ているとさかんに足を上げたり引っ込めたり、指を握ったり開いたりしています。何か力を持て余しているようにも見えたのですが、そのうち、どうも寒いのではないかと思えて来ました。Tシャツ1枚でちょうどいいような気温でしたが、こちらは傘の中、鳥はずっと雨に当たっていますから、動いていないと辛いのかも知れません。
足を上げてそのまま静止
引っ込めてみる
一瞬だけ後ろを向いた。尾が短い、背中に白い部分が多い
頭を下げて、両腕を上に

 

 1時間ほど見ていましたが、ほとんど動きは無し。やがてメス親が帰って来ましたが、獲物は持っておらず、ヒナも騒ぎません。メスは巣の中に座ったので、このままヒナと一緒に夜を過ごすのか?とも思いましたが、雨雲で空も暗く視界が悪くなったので、観察は諦めて帰りました。

こちらは巣の上にいたヒナ。枝にいた方より後に生まれたのか、よりヒナっぽい。

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