ついでのフィールドノート

2004年9月11日 AM8:40
大宮区東町

 朝寝をしていると、家族が「ベランダに鳥のヒナが来たよ」と言って来ました。
 見ると、ヒナが1羽うずくまっています。体が真っ黒でクチバシのあたりに赤い部分があり、尾に白い帯が一本入っていたので、「たぶんツバメだよ」と私。こちらを怖れる様子もなく、とても飛べそうにない短い翼と尾だったので、ガラス戸を開けたところ、意外に敏捷に飛んで行ってしまいました。
 しかしマンションの同じ階のベランダにいるようで、声は聞こえています。しばらくすると、親鳥がヒナと鳴き交わしながらやって来て、餌をくわえたままベランダに降りて行きました。が、それはツバメではなくヒヨドリでした…。

   
こうして見ると確かにヒヨドリだ。

 ヒナは、違う階のベランダに降りたり、向いのマンションの屋上に降りたり、しばらくうろうろしていました。

 その間親鳥もずっと近くにいたのですが、途中、近寄って来たふたまわりほど大きな、尾の長い鳥を追い払いました。動きに速さと軽快さがあり、すぐタカだと分かりました。翼があまりとがって見えなかったので、一瞬ツミかと思ったのですが、ヒヨドリより明らかに大きく、背中が茶色に見えたので、おそらくチョウゲンボウだと思います。

 

   
あっさり逃げたくせに、このような
置き土産を。1センチくらい。
親鳥。ヒナにも植物質のもの
をあげるようです。
もう1羽、周りを飛び回っていたヒヨドリがいたのですが、こちらは羽根がボサボサ。兄(姉)でしょうか??
 
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