ついでのフィールドノート

2002年9月10日(11:30〜15:00)
桶川耕地

 姿はタシギに似ているけど行動の様子が違うシギがいたので、「お、何か珍しい鳥かあ?」としばらく追いかけてみたのですが…。

  • 突然飛んで逃げないで、「テテテテッ」と走って逃げる。こちらの視界から消えると、それ以上は逃げない。
  • 飛んで逃げる時はタシギのように急上昇して逃げないで、ゆっくり低く飛んで少し離れたところに降りる。
  • 尻をよく振る。全体に、タシギより機敏な印象。姿勢もタシギのように下を向きっぱなしではなく、スラリとしていた。
  • 体の色はタシギにそっくりだが、だいぶ大きい。
  • コチドリのいる広い休耕田があるのだがそこではなく、周りにあるぬかるんだ砂利道を歩き回っていた。

…要するにオオジシギでした。最近の図鑑などで読んで、ジシギの仲間は尾羽根の数でも数えない限り見分けがつかないものと思っていた(=一見してタシギと違うなら、ジシギ類ではないと思い込んでいた)のですが、ずっと前(20年ぐらい前)に買った図鑑に行動様式の違いが書いてありました。状況によっては全然違う鳥に見えるものなんですね。

 
砂利道の水たまりに足跡がたくさん残っていました。
中指の長さは4cm強で意外と大きい。
左足と右足。後ろの指が内側を向いています。

 

他に見たのはコチドリ、ショウドウツバメ、ツバメ、カワセミ、カワラヒワ、チュウサギ、ダイサギ、カワウ、カルガモ、カイツブリ。池にカルガモとは違うカモがいましたがちょっと何だか分からなかった。モズは2羽で高鳴き合戦を始めていました。

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