ついでのフィールドノート

2002年3月1日(AM9:30前後)
鴨川(宮前中学対岸、番場公園予定地)

 モズの本を読んでいたらモズを見たくなり、駅からの帰り道に少し遠回り。小さな川と広い空き地のある、この場所に来てみました。
 モズはいませんでしたが、川岸のアシ原の中にジョウビタキ♂が。日進駅にいるヤツとは違い、翼の白斑が大きくて鮮やかです。川岸にはゴイサギ(成鳥とホシゴイ)コサギ。川面にコガモと頭がきれいな赤茶色になったカイツブリチーってな声がするので振り返ると、案の定カワセミが川沿いに飛んで行きました。他に、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハト(キジ&ド)、ホオジロ、スズメ、ハシブトガラス
 ほんの5分ほどでこれだけ見せてくれるんだから、鴨川、プチ探鳥地の鑑です。

 あとは景色がきれいならねえ。


2002年3月1日(14:45〜16:00)
新宿御苑


 花粉症の病院に行ったら予想より早く終わったので、空いた時間に鳥見をすることに。…とか言いながら、双眼鏡はちゃっかり持っている(^^;)。
  200円払って園内に入ると、ちょうど梅の季節らしく、散歩の人やカメラマンでいっぱい。時間も時間だし、鳥も少なかろうと思い、たくさんいるハシブトガラスに注目してみることに。
 …いやあ、いつも思いますが、でかいです。体もでかいけど、クチバシとか尾とか、パーツもでかい。クチバシはよく見ると、先が細くとがって下へぐいっと彎曲しています。タカと同じやん。
 季節柄、彼らも求愛行動など見せてくれるかと思い、よく見ると、高い木の枝で2羽並んでとまっているペアが多いのに気づきました。大きな木では5組くらいいたりします。が、これがオスとメスなのか、もちろん分かりません。みな、体ひとつ〜二つ分くらいの間隔を空けてとまっているのですが、ダンスをするとか鳴きあうとかはせずに、無言で、じっと見つめあっていたり、互いにそっぽを向いたりしています。で、時々相手の首筋を黙ってクチバシで撫でたりしている。うーん、大人のカップルですね。カップルならですけど。
 あるペアのいる枝のすぐ頭上の枝に、他のペアが来たところ、もとからいたペアの方が怒って追い払っていました。この縄張り争い的な様子からも、おそらくオスとメスのペアだと思うのですが。
  一方で地上ではいつも通り大騒ぎしながら集団で餌取り。樹上の静けさと対照的でした。 また、地上で木の実か何かを拾った1羽が、低い枝にとまった他の1羽に、その実を差し出すシーンを見ました。差し出された相手は身を引いて逃げてしまいましたが。カラスって求愛給餌するのかな?…と思って後で本で調べたら、するんですね。ってことは、この彼は好きなコに振られたのでしょうか(T_T)。

 他にはシメが多く見られ、何やら追いかけっこなどして騒いでいました。何を争っているのやら。
  林の中ではアカハラが1羽、モズ♀、シジュウカラ、コゲラ、ツグミ、ヒヨドリ、アオジ。上空を大きなインコも飛びました。
  池では、コサギ、カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、それにオシドリがたくさん。

 

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