ついでのフィールドノート(2002年1月)

2002年1月3日
家族と「四季の森」へ。

また同じ4人で、横浜市緑区にある「四季の森」へ。
丘陵地の尾根と谷戸をそのまま公園にしている、という点では前日のふるさと村
に似ていますが、こちらの方が谷が深く常緑広葉樹も多くて、鳥の隠れるところ
は多そうです。
凍った田んぼで、ハクセキレイセグロセキレイが餌を探しています。

日溜まりになっている所でコゲラが3羽ほど動き回っており、間近にゆっくりと
見られました。
昼を過ぎて鳥の声も減ったころ、スィーと一声鳴いてアカハラが現れました。
やはりすぐ近くに降りたので、赤茶色のきれいなお腹がよく見えました。

北側入り口の池に行くと鴨やカワウがいるのですが、そこに行く前に子供の機嫌が
悪くなってしまい、これで引き揚げました。

私の育った緑区も宅地開発や道路の拡幅がだいぶ進みましたが、この「四季の森」
と南側の「ズーラシア」、西隣の「三保市民の森」といったエリアは、昔ながら
の「ド田舎緑区」の風景が残っていて、ちょっと嬉しいです。

 

2002年1月2日
家族と「寺家町ふるさと村」へ。


前日と同じ奥さん・子供・母親との4人で、横浜市都筑区にあるこの公園へ。
ここは2年前のお正月に何も知らずに来て、アカガシラサギが集客中の所に
遭遇した場所です。 そこまではいかなくても、オオタカぐらい出るのでは、
と期待して行きました。
今日は人影も少なく静かですが、鳥の姿もパっと見は少ない。
まずはハクセキレイ・セグロセキレイ・ドバト。梅林では一輪だけ紅梅が
咲いていました。ずっと寒い日が続いているのですが。登った尾根の上で
コゲラ、ウグイス(もちろんまだ地鳴き) 。
さらに大沼に降りる暗い林に入ったところで、初めて聞くきれいな声が耳に
入りました。 メジロの声でイカルの節回し、といったところでしょうか。
スズメほどの小鳥が薮の地面近くを動き回っています。ジュリッという地鳴き
も聞こえます。やがて目の前に出てきた姿は、メジロのような暗い黄緑色の
背中に、ノドが黄色とオレンジ色というハデな色彩、しかし図鑑で見た覚えが
無い。帰化鳥とすぐに分かりました。後で調べるとソウシチョウでした。
私は初めて見ましたが、全国的に増えているみたいですね。この日見たのも10羽
ほどの小群でした。
その他に、モズ、アカゲラなど。
この後、道路を挟んで向いにある「早野聖地公園」へ。地図で見て、広い雑木林と
溜め池がいくつかあるようなので期待できると思ったのと、芝生の広場でもあれば
子供と遊ぶのに良さそうだったので。
途中の車内から、オオタカの若鳥がハシブトガラスと空中でもつれあっているのを
目撃。「早野聖地公園」の方は、芝生で遊べたのは期待通りでしたが、急に曇って
雪が降り出したこともあって、シジュウカラアオジを見ただけでした。池にも鴨
などの姿はなし。
正月からタカを見れたし、初めて見るのもいたしで、いい1日でした。

2002年1月1日
家族と実家の近くを散歩。

実家(横浜市緑区)の近くを、犬の散歩を兼ねて、奥さん・子供・母親と散歩。
実家は横浜によくある丘の上の分譲住宅地です。できてから30年程も経った
住宅地なので、庭木などはよく繁っていますが、周囲の雑木林やススキの草原、
畑などは私の子供の頃よりはだいぶ減ってしまいました。
そんな環境ですから、何か珍しい鳥などとは期待せず、とりあえず身近なシジュ
ウカラ、ツグミ、メジロ、ヒヨドリ、ハクセキレイ
などに新年のご挨拶。


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