ついでのフィールドノート
2024年1月3日(水) AM6:50〜9:20
埼玉県南部

 前日1/2も7:00〜9:00に来てみたのですが、ハヤブサは見られず。曇って寒かった。
 この日1/3も薄曇りでしたが前日よりは明るい感じ。
7:08 遠くをキジバトが飛んで行った…と思ったのですが後で写真を見たらハヤブサでした。
7:19 さっき飛び去った方向から、ハヤブサが2羽で飛んできました。一方は獲物を持っています。
ドバトを運ぶハヤブサ
 高層棟の方へ比較的低いところを飛んでいきましたが、途中、獲物を持っていない方がいったん別の建造物にとまり、すぐに飛び去りました。これを目で追ったせいで、獲物を持った方がどのあたりに行ったか分からなくなってしまいました。そのまま2羽とも現れないので、どこか僕の死角になったところで食事を始めたものと考えられ、ドバト1羽食べるのにかなり時間がかかることも分かっていたので(待ってみても現れないと思ったので)、飛び去った方へ移動してみることにしました。
 500mほど先の、この辺かなと思える場所に行ってみたものの、当然地上から建造物の上は見えず、見つかりません。しかし暫く佇んでいると、7:39、雄がこちらへ飛んで来て、頭上の建造物の縁にとまりました。
ハヤブサ雄
ハヤブサ雄
 これを見上げていると、すぐ横に雌がいて、獲物を食べているところだと分かりました。足元は見えませんが、頭を上下させ、羽毛が舞っています。
ハヤブサのペア
 建造物部分は塗りつぶしています。
 雄は雌が食べている横でじっととまっていましたが、8:00、雄も食事を始めたようでした。足元が見えないのと、ちょっと移動すると全身が見えなくなったりするので、どういう動作・タイミングで獲物を分け合ったのかは分かりませんでした。
8:02にハシボソ1羽が近くにとまってハヤブサの様子を伺っているようでしたが、すぐに去りました。8:04にはハシブトが1羽来ましたが、やはり去って行きました。
8:06 雌は食事を終えたのか、建造物の縁でくちばしを拭い始めました。
ハヤブサ雌
 すると雄が獲物の一部(おそらく片翼から片脚の部分)を持って飛び去りました。雌はなおも頭を掻いたりしていましたが、8:11、飛び去りました。
ハヤブサ雌
ハヤブサ雌
8:14 建造物のかなり高いところにハヤブサが1羽とまりましたが、そのまま動きなし。体格とそのうの状態から、おそらく雌の方。
 地面に落ちてきていたドバトの羽根を見ると、どれもハヤブサが咥えたときのものらしい折り目のような跡がついていました。ただその跡が1か所だけで、以前よく見たオオタカの食痕(くちばしの左右と思われる、2か所の折り目がある)とは異なるように思いました。
ハヤブサの食痕(ドバト)

 ハヤブサがじっとしているので、それを見ながら観察しやすい場所が無いか少し歩いてみましたが、やはり近づけば見上げる形になり、首も痛いしハヤブサの下面ばかり見えてあまり面白くない。やはりいつもの位置がいいかな。
9:07 じっとしている1羽の脇をもう1羽が通り過ぎ、高層棟の中ほどの奥まったところにとまりました。雄が食事を終えて戻ってきたのかな。距離は近いけれど暗くて写真もきれいには撮れず、こちらも動かなくなったので、撤収しました。
 
ハヤブサ雄 ハヤブサ雌
 食事をしていた時の写真を並べてみました。左が雄、右が雌。距離もほぼ同じなので体格差もこれで実態通り。胸(腹?)の斑の違い(雄が点状で雌は帯状)は図鑑の記述通りですが、観察中に見分けるのは無理そう。雌の胸が膨らんでいるのは食後だからですね。
2024/01/03
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