ついでのフィールドノート
2023年12月30日(土) AM6:40〜9:00
埼玉県南部

 前々日はノスリが出ただけ、前日も1回だけとハヤブサが全然出ないので久しぶりに日の出(6:52)前に行ってみました。
6:46 さっそくハヤブサが出てビルのアンテナの上にとまりました。
6:51 いったん姿を消しましたが、すぐにいつもの高層棟にとまりました。体格からたぶん雌。まだ夜間用の赤色灯が目の前で点滅しており、眩しくないのかな。
6:54 いったん飛びましたが、また元の場所に戻ってきた。
赤色灯近くにとまろうとするハヤブサ

7:45 ハヤブサがまた現れ高層棟のてっぺんにとまりました。と、すぐにもう1羽が現われ、ちょっと周囲を飛んでからやはり高層棟のてっぺんにとまりました。後に現われた方が明らかに大きく雌と分かります。また、高層棟のてっぺんにある平たい場所に雌が、横方向に突き出した鉄棒のようなものに雄がとまることが多いことに気づきました。
ハヤブサ雄
ハヤブサ雌
 上が雄、下が雌。雄の方は体形がシャープで、雌はどっしり大きい感じ。
が、飛んでいるときは速くてほとんど見分けられない。
ハヤブサ雄 ハヤブサ雌
 雄の翼は細く尖っているが、雌は筋交い刷毛のように広がって見えることがある。

7:51 雄がまっすぐ東方向に飛んで、しかし400mぐらい先で旋回し、戻って来ました。
7:55 雄が今度は北東に飛びました。雌も飛んで高層棟の周りを旋回。
ハヤブサ

8:00 飛んでいた雄(たぶん)が突然身を翻し、急降下して他の鳥を追い始めました。
急降下するハヤブサ
急降下するハヤブサ
  そこに雌も参戦したようで3羽で激しくチェイス、速すぎて何だか分かりませんでしたが、ハヤブサの急降下攻撃をかわして更に同じスピードで逃れたのですからおそらくハヤブサではないか。ペアとは別の個体が侵入したものと思われます。10/22とは別の個体なのか等々、分からないのは残念。
ハヤブサ雄
 空中戦直後の雄、これはまたチョウゲンボウみたいな体形に写っています。
ハヤブサ雌
 空中戦直後の、これはたぶん雌。背景の建物は着色。
  その後数分間ハヤブサは飛び回って(僕の位置から見て、飛び去って姿が見えなくなったり戻って来たりして)、やがてしばらく現われなくなりました。

8:09 高層棟のてっぺんに白い鳥が降りたので戻ってきたと思ったら、1羽のドバトでした。そこはハヤブサ姉さんの定位置で、危ないぞ。
8:20 ハヤブサが1羽戻ってきて、高層棟の隣の建物にとまった。しかしドバトは逃げない。双方の距離は水平距離だと90mぐらいしかないが、ドバトの方が50mぐらい上にいるらしい(直線距離で100m強)。こういう時の鳥の、危険とか恐怖とかの感覚・判断というのは、ちょっと理解に苦しむ(推測すらできない)ですね。
8:27 ハヤブサ(雌だった)は飛んで、この日はこれっきりになりました。…やはり8:30以降は出なくなる(早起き必須)ということか。
9:00 ドバトがそのまま高層棟にいるのを眺めつつ、撤収。
2023/12/30
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