ついでのフィールドノート
2022年10月2日(日) 朝
さいたま市大宮区

公園の池にて、ハシブトガラスドバトを追って飛び、池に近い地面に降りたところを捕らえるのを観察しました。以前からあの速いドバトをどうしてカラスが捕獲できるのか不思議でしたが、実際に見るとあっさりと捕まえたように見えました。弱っているドバトが狙われるとかでしょうか。
カラスは最初その場でドバトの羽根をむしり始めましたが、とどめを刺していないらしく、ドバトがまだ暴れています。ドバトが大きく翼を開いたりするとカラスは飛び退いたりしていて、ドバトの反撃を警戒している様子。
ドバトを捕らえたハシブトガラス
カラスは近くを頻繁に人が通るのを警戒してか、ドバトを池のきわまで移動させましたが、ドバトは暴れた拍子に池に落ちてしまいました。獲物が手の届かないところに行ってしまい、カラスは困った様子。しかしあきらめて飛び去る様子もありません。(瀕死の状況で水に落ちたせいか、これ以降はドバトは動かなくなりました。)
獲物が池に落ちてしまったハシブトガラス
しばらくすると獲物が岸に吹き寄せられたのか、身を乗り出してドバトを回収することに成功しました。
獲物を水面から引き上げるハシブトガラス
ただ、相変わらず近くを人が通るので落ち着いて食べることができず、度々中断して木の枝に避難したりするので、いっこうに食事がすすみません。私が立ち去るときも、ドバトの死骸はだいぶ原形を留めていました。全体に何か、カラスの要領の悪さが印象に残りました。もしかすると若く経験の浅い個体なのかな、とも思いました。
2022/10/02
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