ついでのフィールドノート
2021年5月5日(水祝) AM4:45〜6:45
さいたま市

 明け方に散歩してみました。
 日の出前に大きな公園に着きましたが、センダイムシクイなど夏鳥の声は全く聞こえず、さえずりはメジロ、シジュウカラぐらい。 先月シロハラが囀っていた松のてっぺんに鳥がいるので見ると、アオバトでした。 ここで見るのは初めてです。
アオバト

 オオタカの声を聞きながら池まで歩くと、カイツブリのつがいが巣作り中でした。 カイツブリの浮き巣というのは、「浮き」巣と言いながら実際は、石の上や葦の間に枯れ草が堆積した場所など、土台のあるところに作るものと思っていたのですが、この巣は浮いているホテイアオイの上に枯葉などを積み上げようとしており、本当に「浮いて」いるようです。 根などが錨のように底についていることも無さそうで、実際15分ほどの間に4〜5mぐらい移動していました。 強い風が吹いたりすると岸に流れ着いてしまいそうですが、どうなのでしょう。
巣作りするカイツブリ
巣作りするカイツブリ

 公園から出るところで、甲虫が弱った状態で足元にいるのに気づきました。 拾い上げてみると、意外にもコカブトムシでした。 こんな街中にもいるんですね。
コカブトムシ

 並木道まで来てツミの巣を見上げる。 最初は不在かと思ったのですが、何度目かに見上げると、尾が出ていました。
ツミの巣から出た尾
 やがて巣を出て、近くの枝にとまりました(メスでした)。体を膨らませて、だいぶ落ち着いた様子になったと思ったら、欠伸(?)をしました。
あくび?をするツミの雌
 その後、オナガの声に警戒モードになり、飛びました。 すぐにまた別の枝にとまったと思ったら、こちらはオスでした。
ツミの雄

 自宅近くまで戻ると、小さな神社にある木の高いところからシジュウカラの雛の声が聞こえてきました。 しばらく待つと、親鳥が巣穴を出入りしたり雛の糞を持ち出すのが見られました。
シジュウカラの巣

 自宅から遠くない場所で短時間でしたが、天気も良くいろいろと観察でき、満足でした。
2021/05/05
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