ついでのフィールドノート
2020年12月26日(土) AM9:45〜16:00
桶川耕地

 晴れて雲も風もほとんどなく、静かな感じ。 先週はたくさんいた小鳥やカラスも見当たらない。
9:50 と思ったらハイタカらしいのが通過。 遠くの枝にとまりましたが、10分ほどで向こう側へ飛び去りました。
10:17 オオタカが通過。
10:28 チュウヒが現れました。灰色っぽい、きれいな個体。 (同じ個体らしいのが、この日何度も現れました)
11:05 尾羽が全部抜けてしまったトビが現れました。 トビの帆翔というと尾を捻っている姿が印象的なので、よほど重要のように思っていましたが、尾が全くなしでも一応問題なく方向転換しているようです。
尾の無いトビ 尾の無いトビ
体の構造はこうなっていると頭では分かっていても、下半身が無いように見えてギョっとしてしまいます。

11:36 地上のカラスを追い払ってオオタカが現れましたが、遠くの木にとまってしまい、こちらに来ません。
11:57 カラスの大きめの群れが飛来し、ドバトの小群も飛び回り、急ににぎやかに。
12:02 オオタカが遠くに現れましたが、これはまたずいぶん羽根の傷んだ個体。
オオタカ

 地上のカラスの群れがこちらに近づいてきた。 よく見ると1羽、ミヤマガラスが混じっています。
ミヤマガラス
 「このカラスの群れが飛び立っても、数羽が地上に残っていたら単に何かに驚いただけ、一斉に飛び立ったらハヤブサかオオタカの攻撃」 と思いつつ眺めていると、本当に一斉に飛び立ち、ハヤブサが現れました。
ハヤブサ
 ハヤブサはカラスたちの群舞に入り込み、僕の頭上低いところで旋回。 速すぎて写真は撮るのを諦めましたが、素晴らしい瞬間でした。 狩りは成功せず、ハヤブサは北へ去りました。
 このあとは、風もやんで暖かくなり、静かで鳥も出ないお昼タイムになってしまいました。

14:40 気づくと背後の遠くの木にオオタカがいました。 オオタカの眼下の地上にキジバトオナガがいたのですが、特に何も起きず。
オオタカ

14:46 ヒメアマツバメ数羽が通過。
15:04 オオタカが、おそらくチョウゲンボウらしい猛禽を追い回して、飛んで行きました。
16:00 撤収。
 ほかには、ノスリ、ダイサギ、アオサギ、タゲリ、ベニマシコ、ガビチョウなど。
 ちなみに、何かの撮影をしている人たちが二組いたり、背後の猟区では銃声が何度も聞こえたり、スカイダイビングの人たちが固まってから放射状に散開する技を見せたりと、ヒトはいろいろ賑やかでした。
2020/12/26
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