ついでのフィールドノート
2020年12月13日(日) AM6:40〜15:00 埼玉県中部 |
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晴れの予報だったのですが、日の出の時刻を過ぎても日差しはなく、空気が湿って寒い。鳥もあまり出ない。 我慢して周りを見まわしていると、7:37、遠くの畑のあぜ道に、やたらに姿勢のいい犬のような動物がいるのに気づきました。 |
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見れば分かる、キツネだ〜。
これまでに何度か野外で見たことはありますが、写真を撮れるほどじっくり見るのは初めてです。
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キツネというと、よく見かける足跡から、軽い足取りでまっすぐ歩いて行くイメージがあり、実際にそういう姿を見たこともあるのですが、この時はしばらく立ち止まったり、ゆっくり歩いたり、やおら横方向に跳び上がったりして、数分間滞留した後、最後はUターンして来た道を戻って行き、見えなくなりました。
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野生のホンドギツネが見られたので大満足でしたが、その後は、また静かに。 8:45 やっと晴れてきて気温も少し上がりましたが、猛禽はノスリのみ。 ノスリは大変活発で、朝から遠方同士で3〜4羽でさかんに鳴き交わしていたのですが、11:00過ぎ、4羽が絡まって帆翔を始めました。 いつも見るユルい絡まりではなく、互いに接近し、攻撃するような急降下などもしています。 つがいの形成か縄張りかで、熱い時期なのかも知れません。 |
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空を飛ぶのも遠くの林にとまるのも川のカモをパニックにさせるのも全部ノスリでさすがに「今日は猛禽は空振りだな」と思いましたが、よく晴れて快適なので居座る。 14:00 急に風が吹き始め、林が鳴り、葉が吹き散らされ、雲も増えてきた。 これまで経験的に「快晴無風だと猛禽が出にくい」と感じており(飛ぶだけで目立ってしまい、狩りに向かない?)、「この状況の方が猛禽が出るかも」と思ったのですが、14:07、本当にハイタカが現れました。 |
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14:31 今度はオオタカが通過。 |
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そのあと、チュウヒが1回、オオタカらしいのが2回通過して行き、やっと猛禽が活発になった感じでしたが、暗い・寒い・カメラの電池も無いとなって、15:00に撤収しました。 ほかには、アオサギ、ダイサギ、キジ、コジュケイ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、シジュウカラ、メジロ、ガビチョウ、ハクセキレイ、トビ、ハシブトハシボソなど。 ホオジロが囀っていましたが、ヒバリは地鳴きのみ。 それからなぜかウグイスが地鳴きしながら僕の頭上の高木を登って行きしばらくウロウロしていました。 |
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