シラガホオジロ たぶん。

   
   
     
 
1981年3月12日朝、自宅(横浜市緑区)のすぐそばで見たホオジロに似た鳥を、当時中学生の私が家に帰ってから描いた絵です。
 一緒に書き留めてあることをそのまま書き出すと…

   
  ホオジロくらいの大きさ。
目の後ろから細めの赤茶の線があるが、目の前にもあったかもしれない。
腰は栗色。
全体にうす褐色。
わきと胸に目立たないたて斑あり。肩にもたて斑。
三列風切りが黒、そのふちが黒より薄い色。
尾に白色があったかは、日光の反射で分からない。
翼・足の色は不明。ただ、翼は茶と黒だった。
ホオジロが数羽飛び去ったのに、(この)一羽だけすぐに降り、砂利道伝いに近付いてきた。
鳴き声は不明。
 
     

 消去法でホオジロ・カシラダカ・オオジュリンなどを消して行くと、シラガホオジロが残ります。が、シラガホオジロは当時だと、今よりずっと「ごく稀にしか見られない」鳥だったので、そんなのが家のすぐそばの、小さい畑&狭い雑木林のそばにいるとはどうも信じられませんでした。
 最近は観察例も増えて、図鑑にも冬羽・夏羽などが載るようになって、ようやく間違いないと思えるようになってきました。

 きっと、人知れず渡来している「珍鳥」は実は多いんだろうなあ。と、荒川沿いの広大な河川敷などを見ると考えたりします。