ヨタカの羽根
 

ヨタカの羽根

 
 1982年8月、日光霧降高原で拾った羽根です。軸の根元まで含めると20センチ弱ある大きめのものですが、ずっと落とし主が分かりませんでした。
 風切羽根のまん中辺りに白い筋が入っている鳥を図鑑で探すと、ヤツガシラが目に留まるので、珍しい鳥ではあるけれどそうなのか?と思ったこともあるのですが(人からヤツガシラかも知れないですね、と言われたこともあります)、飛んでいる写真を見ると、風切が20センチあるようには思えません。分からないままずっと持っていたのですが…
 先日立ち寄った立川市の図書館で、野鳥の原寸大羽根図鑑というのを見つけ、パラパラとめくってみて、ヨタカの羽根であることが分かりました。大きさもぴったりです。
 ヨタカは声を聞いたことはありますが姿を見たことはなく、飛んでいるところは写真でも見たことがありません。なのでもっと小さい鳥かと思いこんでいましたし、翼がかなり長いということも知りませんでした。
 
 いずれにしても落とし主が25年ぶりに分かってよかった。

(2008年2月)