ドバト


 どー見ても 野生の鳥類なのに、野鳥として扱われてない鳥(笑)。図鑑などでも、「ドバトは野鳥ではありません。」と断言していたりして、「何でやねん」と思ってしまいます。別に本人たちはどうでもいいのでしょうが、今後ドバト駆除作戦がどこかで行われても、白サギなどの場合と違って誰も反対しないでしょう。

 ナゼ野鳥ではないのか。理由を推測すると、
  ・もともと飼い鳥で、伝書鳩やレース鳩など、人に飼われていた
    イメージが強い
  ・都会に多く見られる。野鳥観察の楽しさの一つは自然に親しめる
   ことにあるので、ドバトを見て野鳥観察、という気はしない。
といったこともありますが、
  ・見てくれが美しくない。
  ・どこにでもゴロゴロいて、人を見ても逃げないので、
   ありがたみが無い。
のも顧みられない理由でしょう。一番致命的なのが、
  ・人工的に交配されて生まれた雑種なので、「野鳥=天然」という
    一般的なイメージから外れてしまう。
ということです。
 要するに、見た目が悪いから、混血だから、人造だから愛されないのです。

 がんばれドバト!少なくともオオタカとハヤブサは君たちのことが大好きだ!本人たちとしては全然嬉しくないだろうけどな!

※イラストの意味が全く分からないという方、ごもっともです。すみません。機会があれば石ノ森章太郎「サイボーグOO9」1巻をお読み下さい。